アルギニン


アルギニンとは

アルギニンはたんぱく質を構成する20のアミノ酸の一種です。
アルギニンは普通に生活をしている人にとってはなかなか馴染みのない単語かもしれません。
しかしスポーツに励むアスリートの中では、その名称を知らない人はいないのではないでしょうか。
それぐらい運動をする人にとっては重要な成分です。

アルギニンの効果

アルギニンは私たちの体内で成長ホルモンの分泌を促すことで知られています。
成長ホルモンは幼少時は24時間常に分泌が活発で、次々に新しい細胞を作り育てる働きをしています。
しかし大人になるとその分泌量は激減し、睡眠中以外はほとんど分泌されなくなってしまいます。

アルギニンを摂取すれば、成長ホルモンの分泌が促されて細胞の再生を活発化し、
身体に様々な恩恵を得ることができるわけです。

・疲労した肉体の回復速度アップ
・運動後の超回復による筋肉量アップ
・肌荒れ改善、美肌効果
・精力増強
・髪の育毛・発毛効果

アルギニンによる発毛・育毛効果

細胞を活性化させるアルギニンには、私たちの体において非常に多くの効果が期待できますが、
その中でも特に注目したいのは育毛・発毛効果です。

一般的に加齢とともに毛髪は1本1本が細く、そして数が少なくなってしまいます。
これは加齢による成長ホルモンの分泌量減少や、発毛因子の妨害をする男性ホルモンなどに理由があります。
さらに食生活の偏り、運動不足、毛根の皮脂のつまりなどが原因で
栄養が頭皮にいかなくなってしまった場合も同様です。
つまり「髪が少なくなってはげる」という現象にはちゃんと原因があるわけです。

アルギニンは細胞ひとつひとつの成長を促し、血行も促進するために、大きな発毛・育毛効果が期待できます。
特に重要なのは血行を促進する効果で、これにより髪の毛1本1本の太さを取り戻すことができます。
育毛に効果があるというノコギリヤシや亜鉛などをサプリメントなどで摂取している方も多いかもしれませんが、
これらも頭皮の毛細血管までちゃんと運ばれなければ全く意味がありません。
育毛剤の栄養成分などもしかりで、血行が良い状態の頭皮に揉み込んでこその育毛効果です。
以上の点で、アルギニンは他の脱毛対策と相乗効果で力を発揮する頼もしい成分だということがわかると思います。

発毛育毛

アルギニンの摂取

アルギニンを含む代表的な食品は、豆類、鶏肉、エビ、牛乳、魚、エビなどです。
特に豆類は含有量が多くて、豆そのまま、味噌、豆腐、豆乳など様々な形状で摂取することができるので
普段の食生活に無理なく組み込むことが可能なのでおすすめです。

豆 豆腐 牛乳 鶏胸肉 サンマ


たとえば豆腐ならば200gでアルギニンが約1,000mg、豆乳なら200mlで約600mgも含まれています。
ちなみにほかの食品だと、鶏胸肉100gで約1,500mg、サンマ1匹で約1,000mg、牛乳200mlで約200mg程度。
一般的なアルギニンの必要量は3,000mgと言われているので、豆類を意識した上でこれらをバランス良く食べれば
数値的には十分な量を大きな苦労もなく毎日摂ることができるでしょう。

ただしこれは一般的な生活を送っている人の場合。
激しい運動をして記録や勝負に挑んでいるアスリート、インポテンツに悩んでいる人、毛髪改善に取り組んでいる人にとっては
アルギニン3,000mgでは十分な数字とは言えません。
できれば10,000mg程度の摂取を毎日の目標にしたいところです。
ただし10,000mgとなると食生活だけではさすがに摂取目標クリアは厳しくなります。
その場合は十分な食事に加えてサプリメントやプロテインの摂取が必要になってくるでしょう。

摂取の心得

健康に良いものを好きなだけ食べても決して健康にはなりません。
まず栄養素を語る上で必ず気にしなければいけないのが過剰摂取による副作用です。
しかしアルギニンに関しては過剰摂取による障害は世界でもとくに報告されていません。
副作用がないからといって1日に20,000mgも30,000mgも摂取するのはさすがに考えものですが、
とりあえず過剰摂取の心配に気を遣う必要はありません。

そして次に摂取のタイミング
アルギニンはアミノ酸、つまりたんぱく質のひとつですので、運動後や夕食時がベストのタイミングと言えます。
運動をするとそのときに消耗した筋肉を癒すために成長ホルモンの分泌が促されます。
また、22時〜2時の睡眠のゴールデンタイムと呼ばれる時間も成長ホルモンの分泌が活発な時間帯です。
そのタイミングに照準を合わせてアルギニンを摂取するのが一番効果的です。

また摂取の際にはほかのアミノ酸や栄養素のことも意識しましょう。
アミノ酸は他の種類のものもバランスよく取ることで相乗的に働くようになると言われています。
またたんぱく質の分解を促すビタミンB6も十分に採りたいところ。
アミノ酸バランスが良い卵や、ビタミンB6を多く含むにんにく・魚類・牛肉などを一緒に食べると良いでしょう。
難しい場合はサプリメント補っても構いません。

摂取タイミングと摂取方法を考えて、少しでも賢くアルギニンを活用できるようにすることが大切です。

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